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卒業生 総合心理学部
厚生労働省
人材開発統括官付若年者・キャリア形成支援担当参事官室
(総合心理学部 総合心理学科 2025年卒業)

2021年、総合心理学部に入学。司法犯罪心理学を専攻し、経済的困窮が犯罪の動機となるケースを知る。2025年、国民の経済的・職業的安定に資する政策の企画立案を志して厚生労働省に入省。現在は、若年者の就職支援や教育訓練給付金の講座指定等を担当するほか、関係機関との調整業務に従事している。

2026年UP

「環境」による不利益をなくしたい
誰もが自らの意思でキャリアを築ける社会へ

厚生労働省を志望した理由は、大学での学びを通じて「環境」が個人に与える影響の大きさを痛感し、個人の力ではどうにもできない環境によって不利益を被る現状に強い憤りを覚えたからです。そのことから、家庭環境などに左右されず、誰もが自らの意志でキャリアを築ける社会を創りたいと強く思うようになりました。国家公務員として労働行政の制度改革に携わり、世代を超えて国民の「働く」を支えることに使命感を持って取り組んでいます。

司法面接の研究と論理的な探求
地道な分析が導いた納得の成果

大学4年間で印象に残っているのは、卒業論文の執筆活動です。「体験の有無が五感情報の発言数に与える影響―司法面接的手法による聴取―」というテーマを掲げ、取り調べ場面での虚偽自白を暴く手法を検証しました。地道な実験と分析の連続でしたが、充実した発表の機会や、先輩・同期との議論、手厚いサポート体制のおかげで納得のいく論文を書き上げることができました。この時、物事の原理を細分化・理論化して捉えようとした経験は、現在の複雑な行政課題に向き合う上での確固たる基盤となっています。

議論と調整で磨かれた「集約する力」
多種多様な意見を一つの方向性へ導く

現在の業務では、制度運用にあたって関係機関との連携が不可欠です。大学時代に発表や議論を繰り返して習得した「必要な情報を分かりやすく他者に伝える力」や、他者との議論で得た「さまざまな意見を集約して方向性を絞っていく感覚」は、現在の調整業務において大いに役立っています。将来は、どのような環境に置かれた人も見落とさない、視野の広い行政官になることが目標です。

専門性と多様性が交差する学び舎
「なぜ」を突き詰める姿勢が未来を創る

立命館大学の素晴らしさは、心理学を独立した学問として学部を設置している希少性と、各分野の専門家が揃う圧倒的な層の厚さにあります。また、就職活動においては、キャリアセンターの職員の方々のサポートが手厚く、自分ごとのように熱心に相談に応じてくださるなど、学生のチャレンジを全力で後押しする環境があることです。受験生の皆さんには、興味の有無に関わらず、さまざまなものに触れてみてほしいです。「知る」ということは「選択肢を広げる」ことに繋がります。皆さんが納得のいく進路を決断できることを、心から願っています。

※職業・勤務先・学年は、2025年12月の取材当時のものです。
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